Tokyo Contemporary Art Award

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Tokyo Contemporary Art Award
2019-2021 受賞記念展

2021年3月20日(土・祝)~6月20日(日)
東京都現代美術館

※新型コロナウイルス感染予防対策として、6月1日(火)より完全予約制(日時指定)とさせていただきます。詳細はこちら

中堅アーティストを対象に、受賞から2年にわたる継続的支援によって、更なる飛躍を促すことを目的に、東京都とトーキョーアーツアンドスペースが2018年度から実施している現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award (TCAA)」。
第1回となる「TCAA2019-2021」受賞者の風間サチコ、下道基行による受賞記念展覧会を開催します。

展覧会概要

本展では、受賞者2名の初期作品から最新作までを展示します。

風間サチコの展覧会タイトルで、最新作シリーズとなる「Magic Mountain」は、新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延する中、ドイツの作家トーマス・マンの『魔の山』から着想を得た、内省による対立からの脱却がテーマとなっています。また、これに関連した、大作を含む過去作品をあわせて展示し、作家の思考の変遷を提示します。

下道基行は、プロジェクトを通じて、作家以外の人の思考が加わったり、人の手に渡る、あるいは人々の中で使われたりすることで「作品」との境界を越境するようなシリーズを展示します。日常生活と直接的に関わることで生み出される作品により、そのはざまにある何かを浮かび上がらせることを試みます。

会期
2021年3月20日(土・祝)~6月20日(日) ~6月22日(火)※6月1日(火)より再開し、6月22日(火)まで会期を延長します。
休館日
月曜日(5月3日は開館)、5月6日 ※会期中無休
開館時間
10:00-18:00
会場
東京都現代美術館 企画展示室1F (東京都江東区三好4-1-1)
主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーアーツアンドスペース・東京都現代美術館
協力
公益財団法人 福武財団、無人島プロダクション
入場料
無料 ※6月1日(火)より、完全予約制。チケットのご予約はこちら(6月1日10:00〜予約開始予定)


※開催内容は新型コロナウイルス感染症の状況により、変更等が生じる場合があります。ご来館時のお願いについてはこちら
※4月25日(日)〜5月31日(月)は臨時休館。

撮影:Yoko Asakai

1972年 東京都生まれ、東京都在住。
「現在」起きている現象の根源を「過去」に探り、「未来」に垂れこむ暗雲を予兆させる黒い木版画を中心に制作する。

《ヴァルハラ》
2019、木版画(パネル、和紙、油性インク)
Courtesy of Kurobe City Art Museum
撮影:柳原良平

《人外交差点》
2013、木版画(パネル、和紙、油性インク)
Courtesy of Mori Art Museum
Queensland Art Gallery | Gallery of Modern Art蔵
撮影:渡邉 修

1978年 岡山県生まれ、香川県在住。
「戦争のかたち」シリーズ(2001-2005)など、旅やフィールドワークをベースに制作する。

プロフィール、受賞理由等はこちら

《瀬戸内「百年観光」資料館》2020
公益財団法人 福武財団蔵

《新しい石器》
2016-2017、写真、本、石

 
展覧会のフロアマップはこちら
イベント

出展作家によるアーティスト・トークを以下のとおりオンラインにて配信します。
下道基行は、展示作品を中心に、風間サチコは「ギャラリー・ツアー」形式で作品やその背景について話す予定です。

開催日時:
2021年5月30日(日)
13:00-14:00 下道基行 14:30-15:30 風間サチコ
※オンライン配信のみ/英語通訳付きの動画は、こちら
料金  :
無料 ※事前申込不要

*新型コロナウイルス感染症の状況により、変更等が生じる場合があります。

モノグラフ

作品画像のほか、作品や制作についての作家の文章、本賞選考委員等による寄稿を掲載したモノグラフ(日英)を展覧会開幕に合わせ、風間サチコ、下道基行の作家ごとに作成します。
なお、モノグラフの一部をPDFデータとして本ウェブサイトにて公開しています。
※非売品。

モノグラフの中の、風間サチコ執筆「魔の山考(菩提樹によせて)」全文テキストはこちらです。

会場風景

撮影:髙橋健治

TCAA2019-2021 概要

2018年7月~8月に公募を行い、選考委員に公募者を含む候補アーティストの推薦を依頼、議論によりノミネートアーティストを選出しました。その後、各アーティストの事前調査、スタジオ訪問や面接など、直接対話による審査を経て、2名の受賞者を決定しました。

TCAA2019-2021選考委員(敬称略)
神谷 幸江(ジャパン・ソサエティー、ニューヨーク ギャラリー・ディレクター)
住友 文彦(アーツ前橋 館長/東京藝術大学大学院 准教授)
ドリュン・チョン(M+ 副館長/チーフ・キュレーター)
マリア・リンド(キュレーター、ライター、エデュケーター)
キャロル・インハ・ルー(北京インサイドアウト美術館 ディレクター)
近藤 由紀(トーキョーアーツアンドスペース プログラムディレクター(公益財団法人 東京都歴史文化財団東京都現代美術館トーキョーアーツアンドスペース事業課長)

選考会運営事務局 
特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ [AIT/エイト]

授賞式および受賞記念シンポジウムの様子は、イベントレポートよりご覧ください。

本展のプレスリリースはこちら
東京都プレスリリースはこちら