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WINNERS

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    「MOTアニュアル2021 海、リビングルーム、頭蓋骨」展示風景(東京都現代美術館)
    撮影:森田兼次

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    《あなたと私の間にある重さ》 2022、秤、箸、茶碗、皿など「越境 - 収蔵作品とゲストアーティストがひらく視座」展示風景(京都精華大学ギャラリーTerra-S、2022)Courtesy of Kyoto Seika University Gallery Terra-S

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    《波を耕す》 2024、シングル・チャンネル・ビデオ

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    《辞書が言葉を学ぶとき》 2024、51冊の辞書、スピーカー、ケーブル、サウンド「波を耕す」展示風景(ANOMALY、東京、2024)
    撮影:木奥惠三

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    《ほうれん草が日本語で夢を見た日》 2020、ダンボール箱、サウンド「ART LEAP 2019『いらっしゃいませようこそ』」展示風景(神戸アートビレッジセンター、2020)
    撮影:表 恒匡

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    《波を止めている夢》 2017、シングル・チャンネル・ビデオ

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    《あなたと踊るための練習》 2019、シングル・チャンネル・ビデオ

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    《White on White》 2008、シングル・チャンネル・ビデオ

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    《White on White》 2008、シングル・チャンネル・ビデオ

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    《Musical Chairs》 2015、ダブル・チャンネル・ビデオ「対馬アートファンタジア2015」展示風景(元対馬市立久田小学校内院分校、長崎、2015)
    撮影:山本 糾

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    《埃から生まれた糸の盆踊り》 2022、シングル・チャンネル・ビデオ

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HAN Ishu

1987年上海生まれ
東京都在住

撮影:野村佐紀子

http://www.hanishu.com/index.html

プロフィール

2025年 東京藝術大学大学院映像研究科博士後期課程修了

主な展覧会

  • 2025年「非常の常」(国立国際美術館、大阪)
  • 2025年「Asian Avant-Garde Film Festival 2025: Time will Tell」(M+、香港)
  • 2025年個展「アートは美しくなければならない」(青森県立美術館)
  • 2024年「アジア・パシフィック・トリエンナーレ 11」(クイーンズランド州立美術館・近代美術館、ブリスベン、オーストラリア)
  • 2023年「ホーム・スイート・ホーム」(国立国際美術館、大阪)
  • 2022年「六本木クロッシング2022展: 往来オーライ!」(森美術館、東京)
  • 2022年「国際芸術祭『あいち2022』: STILL ALIVE」(愛知県美術館)
  • 2020年個展「ART LEAP 2019『いらっしゃいませようこそ』」(神戸アートビレッジセンター)
  • 2017年「TWS渋谷 クロージング・イベント『トーキョーワンダーサイト渋谷、最後のイベント!!』」(トーキョーワンダーサイト渋谷)
  • 2017年「渋谷自在―無限、あるいは自己の領域」(トーキョーワンダーサイト渋谷)
  • 2015年「In the Wake 震災以後:日本の写真家がとらえた3.11」(ボストン美術館)
  • 受賞歴

    • 2025年「第36回 タカシマヤ美術賞」
    • 2020年「日産アートアワード 2020」グランプリ

    映像、パフォーマンス、インスタレーション、写真などのメディアや身の回りの日用品などを用いて、共同体や個が介在する同一性と他者性について考察する作品を発表している。自らの身体を起点としたパフォーマンス映像やインスタレーション作品は、日常社会に潜む規範や制度、眼差しの構造を、時にユーモアを交えながら詩的に可視化する。

選考委員による総評

今回は参加したアーティストたちによる、真摯で正直なプレゼンテーションや質疑応答に選考委員全員が心を動かされた選考会でした。自分がどこから来て、アーティストとしてどのように社会に関わっていくのかという切実な問題に、テクノロジーやジェンダー、日本の近代史、周縁化された人々の声を手がかりに立ち向かう姿勢が顕著に表れ、率直に彼らの作品によって表現されていました。その一方で、各アーティストの視覚言語や、彼らのコンセプトを補強する思想や言葉の独創性はやや希薄で、既視感があったり、借り物の印象が拭えない感もありました。おそらく彼らもそのことを自覚しており、突破口を探しているのではないでしょうか。中堅のアーティストを支援する本賞の選考会が、彼らが今ひとたび自分が築き上げてきた表現世界を振り返り、自分のコンフォタブルゾーンから飛び出し、次のステップに挑戦する機会となったならば幸いです。

高橋瑞木[CHAT 館長兼チーフキュレーター] 

受賞理由

個人的な経験から、極めて強い動機をもって作品制作をしており、詩的でエッセイ的でありながら、歴史や現代美術への参照もみられる。主題の核がしっかりしており、動機と主題、制作と作品が深くつながり、それらが明確に示された作家のシグニチャー(特徴)を示す一群の作品群につながっている。作品に対する視点を拡張する時期でもあり、移住や異文化の中での生活という経験における他者や自分を介在する今後のプロジェクトが作家の今後のキャリアにとって大きな発展となることが期待できる。