THE INTERNATIONAL SELECTION COMMITTEE
選考委員

ホセリーナ・クルス
（マニラ現代美術デザイン美術館（MCAD） ディレクター兼キュレーター）

「第2回シンガポール・ビエンナーレ」（2008）キュレーター、「第13回ジャカルタ・ビエンナーレ」（2009）ネットワーキング・キュレーター、「第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」（2017）フィリピン館キュレーターを経て現職。
2012年からMCADにて、マイケル・リン、ポール・ファイファー、ラニ・マエストロ、マヌエル・オカンポ、アピチャッポン・ウィーラセタクン、ティファニー・チュン、マイケル・リー、マリア・タニグチ、ヤン・ヘギュといったアーティストとともに展覧会を手がけてきた。
日本財団のアジア・パブリック・インテレクチュアル・フェロー、およびアジア・カルチュラル・カウンシルのフェローでもある。また現在は、国際美術館会議（CIMAM）の理事を務めている。

近藤健一
（森美術館 シニア・キュレーター）

ロンドン大学ゴールドスミス校美術史修士課程修了。
2003年より森美術館勤務。
同館での企画・共同企画に、「アラブ・エクスプレス展：アラブ美術の今を知る」（2012）、「アンディ・ウォーホル展：永遠の15分」（2014）、「カタストロフと美術のちから展」（2018）、「未来と芸術展：AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか」（2019）、「Chim↑Pom展：ハッピースプリング」(2022)、「六本木クロッシング2022展：往来オーライ！」(2022)、「MAMリサーチ010：1980～1990年代、台湾ビデオ・アートの黎明期」（2024）、「藤本壮介の建築：原初・未来・森」（2025）、小泉明郎（2009）や山城知佳子（2012）の小個展などがある。2014年から2015年にはベルリン国立博物館群ハンブルガー・バーンホフ現代美術館の客員研究員を務める。

高橋瑞木
（CHAT 館長兼チーフキュレーター）

2017年より現職。
2016年にMill6 Foundationにシニア・キュレーターとして着任し、香港の紡績産業遺産と現代アート、デザイン、クラフトを横断的に結びつけるアートセンターの構想・設立において、ミュージアムの基本方針の立案およびプログラムの企画設計を主導。

これまでの主な国内外の企画として、水戸芸術館現代美術センターでは「Beuys in Japan：ボイスがいた8日間」（2009）、「高嶺格のクールジャパン」（2012）、CHATでは、「Unfolding : Fabric of Our Life」（2019）、「Sudō Reiko: Making NUNO Textiles」（2019）、「Yee I-Lann: Until We Hug Again」（2021）、「Jakkai Siributr: Everybody Wanna Be Happy」（2023）、「Factory of Tomorrow」（2024）などがある。

野村しのぶ
（東京オペラシティアートギャラリー シニア・キュレーター）

2004年より現職。
これまでの主な展覧会に、「アートと話す／アートを話す」（2006）、「伊東豊雄　建築｜新しいリアル」（2006）、「エレメント　構造デザイナー セシル・バルモンドの世界」（2010）、「さわ ひらき Under the Box, Beyond the Bounds」（2014）、「ザハ・ハディド」（2014）、「サイモン・フジワラ｜ホワイトデー」（2016）、「単色のリズム 韓国の抽象」（2017）、「カミーユ・アンロ｜蛇を踏む」（2019）「ストーリーはいつも不完全……／色を想像する　ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」（2021）、「ライアン・ガンダー　われらの時代のサイン」（2022）などがある。収蔵品展、若手作家紹介シリーズproject Nも担当。また、大林財団「都市のヴィジョン－Obayashi Foundation Research Program」推薦選考委員、現代芸術振興財団CAF・レジデンシー・プログラム審査員などを務める。

レズリー・マ
（メトロポリタン美術館 ミン・チュー・シュウ＆ダニエル・シュー　近現代美術部門　キュレーター）

M+のインクアート部門の創設キュレーター（2013-2022）を経て現職。

それ以前は、香港のアートスペースPara Siteでプロジェクトのキュレーションを手がけ、蔡国強が率いるニューヨークのスタジオでプロジェクトディレクターを務めた。戦後台湾の抽象絵画研究でカリフォルニア大学サンディエゴ校より博士号（美術史・理論・批評）を取得。

近藤由紀
（トーキョーアーツアンドスペース プログラムディレクター）

国際芸術センター青森（2001-2017）主任学芸員を経て現職。現在はトーキョーアーツアンドスペース プログラムディレクターとして、展覧会、レジデンス等、事業全体の構想・運営統括を行う。これまでアーティスト・イン・レジデンスの仕組みを用いた国内アーティストの個展や国内外アーティストによるグループ展、アーティストによる文化資源を活用した展覧会や地域プログラムなどを企画・実施してきた。